今日は、「なぜ、株価の先行きは悲観的」について考えた。
今日は、「なぜ、株価の先行きは悲観的」について考えた。
※前回続き
株価はついに暴乱前を回復しました。アメリカ株価も絶好調。
さらに、円安ぐあいも半端ない。
このまま、ぐんぐん上がっていきそうですが、
ぼくはちょっと悲観的。
いくつか理由があるので、順に並べます。
まず、理由の1つは、日本経済の足下です。
いま、経営者仲間と話していると、
誰もが、日本経済はそろそろ踊り場か不景気に突入するのでは、
と答えます。
どうしてか。というと、明確な理由があまりないんです。
中国経済が、不動産価格が、戦後最大の好景気が、
など理由などいくらでもあるのだが、
「ただ、なんとなく、そろそろな気がする。準備だけはしておきたい」ということだろう。
これは、まさに経営者として生き抜いてきた嗅覚、
サバンナでやられない直感に近いのだろう。
となると、株価は人々の気持ちに寄り添うもの。
そうした悲観的な気持ちが大きくなるにつれ、
しぜんと自然治癒的な力が働いて、下がるもの。
まず、これが1つ目の悲観的な理由です。
つづいて、経済循環的なファンダメンタル的な側面とテクニカルな側面からも検証してみたい。
(つづく)
今日は、「さて、今後の株価はどうなるの?」について考えた。
今日は、「さて、今後の株価はどうなるの?」について考えた。
※ビジネススキルのコラムはちょっとだけお休みして。
この時期は、入社の時期。。。
と同時に退社の時期でもあるので、実は経営者はいそがしいんですよねー。
で現在、私の持ち株のポジションはというと、
買い9割、売り1割の状態です。
はい、カラ売り銘柄は、順調に踏み上げられていますね。
けれど、買い銘柄のほうが多いので、相殺するとプラスです。
まあ、カラ売りしなければ、40万ほど純益が増えたのですが、
それは後出しジャンケン的な考え方であって、
●もし下がっていれば、利益が増えたわけですし、
●両建てしているから心理的な安定感にもつながっるのだし、
●カラ売りの「つなぎ」があるから、ここまで利益の出た買い銘柄を長持ちできているわけです
そういうわけです。
こうした心理の微妙なバランス感というのは、
じっさいやってみて、感じてみないと、わからないものです。
で、今後の私の戦略はというと、ちょっと弱気ですね。
その理由はあります。
そして、あたるかどうかは別です。
今日は「株は、常に生き残ることを最優先すべし」について考えた。
今日は「当面の目安は17000、次が15000円、最後までいったら13600円」について考えた。
今日は「下げ相場の対処法は5つしかない」について考えた。
今日は「下げ相場の対処法は5つしかない」について考えた。
※10年ぶりの下落相場にどう対応する(2)
完全な下げ相場です。
新安値をつけた東証一部銘柄も300銘柄を超えました。
10年ひと相場とは、大昔から言われてきた格言です。
私は自分の書籍のなかで、循環相場ともよんでいます。
ほぼ8割の銘柄が、頭を下げています。
買いが増えていた方は、青くなっている方も多いのでは。
今後の展望を話す前に、まずは素早く対処します。
通常、本当の下落相場ならば、下げは三段下げが一般的で、半年~1年続きます。
こうしたとき、対処法は5つしかありません。
(1)ロスカット(損切り)する
(2)逆張りする
(3)傍観する
(4)カラ売りする
(5)緊急処置をする
なかでも、急がなければならない、(5)緊急処置から。
この10年の間で株を本格的にはじめた投資家は、
まだ暴落の経験がありません。
つまり、そうした投資家は、機関投資家やファンドの完全なターゲットになっています。
もしかしたら、信用取引にまで手を出していたかも知れませんね。
それも、二階建てに手を出していませんか?
二階建てとは、同じ銘柄を、現物と信用で購入する手法です。
たとえば、キャノンを現物で200株購入し、
さらに下がったら、
資金不足のため、今度は信用枠で200株購入する。
機関投資家や海外投資家の計画的なあおり戦略により、
強気づいた投資家が、儲け損なうと感じてて
ついつい陥ってしまう現実です。
この二階建て(以上)の最中に、
暴落相場になると、非常に厳しい現実が待っています。
担保である持ち株の評価損はどんどん下がりますので、
信用維持率も毎日下がり続けます。
もう少しで、信用維持率が下回る投資家は、
預け金を増やさなければなりません。
それがでいないなら、強制ロスカットです。
この場合、非常に悲しい現実ですが、
すぐに現金を用意するか、早めのロスカットして
資金を溶かすのを事前に防ぐしかありません。
でなければ、大半の資金を失う危険もあるでしょう。
(つづく)
株は自己責任で行うものです。
このコラムの情報はあくまで客観的な個人意見であり、全ての判断の責任を負うものではりません。
下落相場にどう対応するのか(1)
「株は落ち続けているよね」について。
※下落相場にどう対応するのか(1)
さて、私的にいろいろ多忙を極めてましたが、
本日より、また週2回程度、月と金ペースにて、
このFacebookと上岡ブログで、
コラムを連載していきたいと思います。
ほんとうは、ビジネスについて書きたいところですが、
※書籍次回作もビジネススキルについての予定です。
ただ、ここは、気になる株価について。
なぜなら、私も一投資家としてやっぱり気になるから。
そして、ちゃんと損失も出しています。
もちろん、計画通りの損失ではありますが。
「損失」と「ロスカット」については、
次回以降に述べるとして、
まず、株価の行く末について論じたいですね。
この株価下落は、何故起こったのか。
アメリカ経済の停滞や保守派同士の国際紛争、
それにより政界経済の悪化など、
いろいろ考えられてますが、、、、
私の見解は、すべて正解率60%ということでしょう。
つまり、すべての要素が正解で、
少しずつ、織物のように折り重なっているということ。
それにより10年間つづいて戦後最大といわれる好景気による
株価回復という異常事態が、
修正機動に入りつつある、ということです。
不思議なもので、10年以上の景気回復については、
私たちは、あたり前田のクラッカーのようで、
「さもあらん」と受け止めます。
しかし、たった3年間の景気停滞は、
この世の終わりのように受け止めます。
なぜでしょうか。
人は、ネガティブ要因に対するインパクトのほうが
大きく受け止めるからでしょうね。
このような心理学は、
とくにマーケティングに応用できるのですが、
大衆心理が左右する市場ではなおこのことでしょう。
株の話は、文章が長くなる・・・。
(つづく)
今日は、「で、不安定な株相場で活にはどうすればいいの?」について考えた。
今日は、「で、株の乱高下にはどう対応するの?」について考えた。
今日は、「最近の株投資の傾向と対策」について考えた。
今日は、読者からの「株の質問」にお答えします(2)。
今日は、読者からの「株の質問」にお答えします(2)。
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メッセージ本文:
先生の株本を3冊読み終わりました。「つなぎ(売り)」について、ご教示頂けますならば幸甚です。「つなぎ」を行う際は、保有する現物株(「つなぎ」の対象銘柄)に加えて、委託保証金を差し入れるのでしょうか?神速株投資術220-221ページに「代用有価証券として担保にした銘柄の株価はあまり頼りにならない」、「これを防ぐためには、証券会社に入れたあなたの自己資金だけで、信用枠の上限を考えます。」とございます。何卒宜しくお願い申し上げます。
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質問の意図が、少しわからないので、
的外れかも知れませんが、以下に回答しておきます。
つなぎは、カラ売り制度の水平展開で行うので、
とうぜん、信用取引口座の開設が必要なので、
担保となる資金と有価証券が必要となります。
それらのルールは、証券会社のホームページに
書かれているので、読むことで解決します。
逆に、それらの概要を読んで理解できなければ、
読者さんにとって、
「つなぎ」「カラ売り」はまだ早すぎます。
つなぎ、カラ売りは、
現物での売買が慣れてからはじめるべきで、
書籍やハウツーサイトでかじったぐらいでは失敗します。
あくまで、あなたの技術の発展の先にあるべきです。
持論ですが、
技術には、水平展開、垂直展開、統合展開の3つがある、
というのが、
私の考える技術論です。
このうち、
まず、基本である技術の垂直展開ができるまで、
スキルの複雑化は待つべきです。
(つづく)
今日は、読者からの「株の質問」にお答えします(1)。
今日は「株で2億稼ぐための最短ルール」(10)【まとめ】
今日は「株で2億稼ぐための最短ルール」(10)【まとめ】
このテーマのコラムも、いよいよ最後です。
最後は、信用取引について。
戦略的に信用取引を活用しなければ、わずかな元手を数年単位で1億円にはできません。
ローリスク&ローリターン、ハイリスク&ハイリターンは、ビジネスの常です。
株だからリスクがあるは間違いで、
経営も最初の数年は常にデスバレーです。
一歩踏み外せば、死の底にまっさかさま。
たとえば、銀行から融資を受けて、
オフィスを借りるのも人を採用するのも、
レバレッジという意味では同じです。
そう、信用取引は、いわばレバレッジ。
では、良いレバレッジとは何か、というと、
それは時間とリスクを意識して、常に戦略的に活用できるかどうか。
数百万の元手でしかなければ、1億円にする前に死んでしまいます。
生きているうちに実現しようと思えば、
リスクを許容して、時間を買うしかないのです。
それが、ビジネスにおけるレバレッジ。
つまり、株式投資でいう信用取引なのです。
信用取引をする限りは、
「戦略」「メンタル」「リスクコントロール」「先見性」の4つを、
必ず手に入れてからはじめてください。
信用取引のルールを知っている、は当たり前。
そんな当たり前の知識では、差別化につながりません。
そして、相手とのレベルの差がない株式投資は、
負ける確率が高いということを、
どうか、肝に銘じておいてください。
(おわり)
今日は、「神速株投資術」の読書の方からの質問についてお答えします。
今日は、「神速株投資術」の読書の方からの質問についてお答えします。
1. 「神速株投資術」へのお尋ね
上岡様
定年後再雇用を8月末で終えるBenと申します。
老後資金を作るため、初めて株投資を行おうと考えて「神速株投資術」を読ませていただきました。
昨日(8月8日)のダイアモンド社でのセミナーを楽しみにしていたのですが、台風の影響で中止となってしまい、大変に残念でした。
セミナーが開催されていれば、次の事をお尋ねしようと思っていました。
(1)現在の元手2000万円を10年後に4000万円に増やすことを目標としています。
できるだけリスクを取りたくないので信用取引は行わず、分割売買中心で行いたいと思っていますが、目標を達成するには同時にいくつ位の銘柄を売買していくのがよろしいでしょうか?
→台風で8月8日、ダイヤモンド社のセミナーは中心になってしまいました。私も楽しみにしていたので大変残念でした。
BENさん含めまして、皆様にはここに謹んでお詫びいたします。
2000万を一気に4000万にする技法は、このタイミングではありません。
技法や投資手法によって、もちろん、タイミングの違いはあります。
ただ、100の技法があったとして、私が客観的に見た場合、
この市況のタイミングで、
2倍にできる技法は2%もありません。
たとえ2%あっても、経験や偶然、運も必要になります。
まず、この、ほぼない、という客観的なバランス感覚を養うことがとても重要となります。
そのうえで、4000万に、いつまでにするのか、
という戦略的なスパンを考えます。
信用取引を行わずに、
恐れながら経験の浅い今のBENさんが行うのであれば、
5年はみたほうがいいでしょう。
これを、今のタイミングで、
わずか1年で行おうとすると、失敗します。
ぎゃくに、5年で2倍にできたら、次は3年で2倍にできるかもしれません。
3年で2倍にできる経験とスキルを手に入れたら、
次も同じように3年で2倍にできるかもしれません。
タイミングが味方したら、再現性を追求して、1年でできるかもしれません。
ただし、経験とスキルのない投資家には、タイミングが味方することはありません。
そう考えるのが良いでしょう。
4分割なら500万。
3分割を考えるのであれば、800万まで。
2分割なら1000万までが、妥当でしょうか。
資金戦略は、目標金額とそこにいたるまでの時間の公式で考えてください。
(2)「神速株投資術」のおすすめ銘柄は国内企業ばかりでしたが、上岡様は海外企業、特にIT企業に投資されたことはありませんか?もし投資されていない場合、その理由は何でしょうか?
→IT企業には、さんざん痛い思いをしてきました。
やるなら、全体資金の2割などと抑えたほうがいいでしょう。
以上となります。よろしくお願い致します。
今日は、「株で2億稼ぐための最短ルール」(9)【最終章】
今日は、「株で2億稼ぐための最短ルール」(9)【最終章】
※このコラムは、全て書籍とは別のオリジナル文章です。
長くなったこのコラムも、いよいよ最終章♪
株で1億の資産を作ろうと考えた場合、
相当の種銭(たねせん)のある資産家でない限り、
必要となるのが「信用取引」です。
おそらく、プロの投資家の9割は、
信用取引を取り入れています。
ただ、信用取引は、間違った扱い方をすると、
破産の導く諸刃の剣。
そこでは、
「信用取引口座の開き方」や
「信用取引の仕組み」「信用取引のリスク」などといった
アマチュア的な知識では、まったく太刀打ちできない、
プロ同士がシノギを削り合う世界です。
かといって、信用取引のプロの実践方法について、
具体的に書かれた本は、これまでありませんでした。
だからこそ、ハッキリ言います!!
正直、「信用口座の作り方」「仕組み」「リスク」は、
ぜーんぶ、全部、
楽天証券のホームページに詳しく書いてあります。
正直、どの本より親切丁寧で、わかりやすい。
あれ以上の情報を、株本で収集しても、
勝てる投資家にはなりません。
本当に大事なのは、
「信用取引を戦略的に投下して、
少ない資産にレバレッジを効かせ、
どう戦い、どうリスクを抑えて、1億の資産を形成するか」。
ここを知ることができなければ、
100人中100人。
その他大勢の1人のままです。
そして、とても厳しいようですが、
株式市場において、その他大勢の1人である以上、
あなたが「勝ち組」になる確率は
極めて低いものである、と言わざるえないのです。
(つづく)
今日は、「株で2億稼ぐための最短ルール」(8)
今日は、「株で2億稼ぐための最短ルール」(8)
※このコラムは、全て書籍とは別のオリジナル文章です。
8戦略を駆使した勝ち方がわかったところで、
もう1つ、とーても、大事なことがあります。
そして、この視点は、
おそらく普通の株本では手に入りません。
なぜなら、相場師的な投資家としての目線と、
経営的な実業家としての目線の
両方が必要となる視点だからです。
それは、株式相場では、勝ちばかりでなく、
「負けもしっかり意識する」ということ。
わかりやすく言うと、
「どう負けながら、勝ちを増やすか」を考えるのだ。
株は長期で利益を増やしながら、蓄財する手法である。
そのため、野球でいうペナントレースに近い。
全戦全勝ということは絶対なく、
ましてや、1ゲーム単位で見れば、
負けからはじまりながら、最終的に勝つゲームが、
半分近くを占めるはずなのだ。
この、「負けからはじまるゲームの勝率」を、
どう高めていけるか、という視点で見ることが重要。
特に株本やネットの情報に溺れてしまっている投資家は、
よもすると、
株式投資は勝ちを追求するゲームだと考えがち。
いえ、いえ、違いますよ。
株をはじめたばかりの初・中級者は、
勝つことばかり考えますが、
プロの相場師は、
いかに負けを味方につけて、最終的に勝つかを考えます。
この視点、とーても、重要です。
ぜひ、ぼんやりでもいいので、覚えておいて下さい。
(次回、最終章へ)