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俺は今回、韓国にはけっこう感謝している

今日は「俺は今回、韓国にはけっこう感謝している」について。

えー!と驚きますよね。
まあ、最後まで聞いて下さい。

裁判所が現金化の検討に入った。
韓国政府が放置している以上、強制執行は免れないかもしれない。

そして、俺は、そんな韓国に感謝している。

それはなぜか?

今や、日本の若者の劣等感は半端ない。

自分を肯定的に評価できると答えたのは、アメリカ60%、中国50%、日本15%。

この100年、日本は敗戦国という劣等感から抜け出すことができなかった。
いや、抜け出すことが許されなかった。
自分の意見をいえないのに、自立しろというのは難しい。

それが、ドイツと違うところだ。

ドイツは、ガリア、ゲルマン、プロイセン、第三帝国と、3000年間、戦勝国と敗戦国と繰り返してきた。
だから、言うべきは発言する。

フランスさん、あんたのとこのナポレオンもひどいでしょ?
イギリスさん、100年戦争でなにやった?
イタリアさん、そもそもローマの・・・と。

しかし、幸運にも天然の要塞である島国であった日本には「劣等感」しか残っていない。

それが今、韓国に対して、戦後初めて、自立して自分たちの意見を主張しようとしている。

はじめて、痛みとリスクを負ってでも、100年かけた劣等感を克服しようとしているのだ。

自分の意見を言えない人間に、プライドは芽生えない。

いずれ韓国とは和解すべきだ。
国境の隣人は選べない。
人命にはかえがたい。
ヨーロッパは必ず和解する。

しかし、それは少なくとも、日本が自分の二本の足で立った後にすべきだ。

これは、お金には代えがたい、日本の若者たちのために、私たちに残された最後の責任を果たすターニングポイントだと思う。