「起業家を目指す20代の仕事の作法」(7)
「起業家を目指す20代の仕事の作法」(7)
※前回続きから。
会社や上司から言われたタスクを
ただ消化する人よりも、
いろいろな方法を試してみる。
足りないところは、
自分でそのために勉強して、
試行錯誤の中の「気づき」から、新しい次の手を打つ。
たとえば、
10件の契約を取るために100件も断られた・・・。
というのは、消化型の考え方。
見方を変えて、
100件を創出してみたら、
10件の契約見込みが取れることがわかった。
これがタスク創出型で、
去年一世を風靡したが、
実践的なPDCAサイクルそのものある。
なにより、みずから創出して行動することで、
実際のギャップが見えてくるのだ。
成長のためのインプットの最終段階は、
「セミナー」や「読書」からスタートして→
「人に教えられるレベル」を目指すと良いと思う。
これは、学習を基礎とした行動心理学では、
すでにエビデンス的に立証されている、有益な方法です。
「教える」という行為で、
読書→勉強という成長サイクルを
自走で回すことが可能です。
教えるといっても、
セミナーや講壇ばかりがすべてではない。
・ちょっと後輩に説明してみる
・ブログでまとめてみる
など、仮想を想定(イメージ)して教えるのだ。
教えると、記憶にも定着しやすい。
英語が得意な人は、
単語はストーリーで覚える。
これは、一時記憶がどれだけ惰弱かを知っているからだ。
いくらテクニックやハウツーを学んだところで、
そこから具体的な行動を考え、
アクションにつながらなければ意味がない、
とまでは言わないが、効果がうすい。
薄いコーヒーは、美味しくないよね。
だったら、濃くて美味しいコーヒーを飲みましょう。
起業を目指すなら、なおさらね。
(つづく)