今日は「広報PRで人を動かせるの?(動かせないでしょー)」について。(その3)
今日は、「広報PRで人を動かせるの?(動かせないでしょー)」について。(その3)
で、結論から言うと、
人はやっぱり動かない。(えっ?)
マーケティングや、それらにもとづくフレームワークは、
よもすると、
最初から「消費者は動くもの」「動かされるもの」という
解釈ではじまっている。
大学の講義も、宣●会議さんのビジネスセミナーもそうだよね。
でも、実際、人は、なかなか動かない。
「人は動かないのだ」という逆発想から始めると、
PRやマーケティングは、実はがぜん面白くなる。
パズルになるから。
そして、それはメディアも同じで、
「メディアは、動きたくないのだ」という逆発想から
はじめると、
どうして、PR戦略にストーリー、とか
コンテンツPRは必要なのか、
ということも深く理解できる。
そういえば、
最近ベストセラーを連発している
昨日お会いした、きずな出版さんの小寺編集長が、
「これからのビジネスには、編集力が大事」とおっしゃっていた。
PRも、Instagramもそう。
たとえば、注目を集めるレディーガガも、渡辺直美さんも、
どうしてあんなに人を動かしているかというと、
切り取られたワンシーンを、上手く編集している。
こんな人が、本当にこんな格好で、リアルに街中で動くじゃん、と。
と思うから、人が興味津々で動く。
編集された、非日常感に。
編集された、異次元感に。
という観点で見ると、
「人を動かすPR」と「編集力」は、存外近いのかもしれない。
(つづく)