株の行方は、株のみが知っている(3)
今日は、「株の行方は、株のみが知っている(3)」について。
※前回続き
今日は、大学ゲスト講師のため奈良へ_
で、株は今後どうなるか?
株の予測は不可能だと知って、市場と対峙するのと、
誰かが市場の行方を知っている、とバイアスで市場と対峙するのでは、
心理的な状態はだいぶ変わってくる。
とうぜん、前者のニュートラルな状態のほうが、バイアスがないぶん、打ち手は多く、後詰めも深い。
だいたい、伝説の投資家ジム・ロジャースなんて、
予測を外しまくっていますから。
あれは、もう予測ではなく、ポジショントークです。
日本に来たら、日本を叩く。
アメリカに来たら、アメリカを叩く。
そのほうが記事になるし、注目される。本も売れるからね。
格付け機関も、だいたいは同じレベルです。
そもそも、売り浴びせで株を下げる格付け機関がヘッジファンドを運用していてもおかしくないわけで、それで資産を築いてきたのが、ジム・ロジャースなわけです。
先日、格付け機関が一斉に韓国をネガティブパフォームに置き換えた。
欧米系のほぼすべての格付け機関が、です。
これなどは、
「ああ、悲しいかな。すべてのヘッジ系参加ファンドの準備ができた、ということかもしれない」
いつでも、はじめてかまわない、と。
すでに、アメリカにとって必要なのは、すでに韓国との交渉でなく、韓国リベラルの政変なわけだから。
まあ、この辺の話は長く深くなるので置いておいて、本題に戻すと、
だから、日本株だけを見れば、予測はできないのです。
その場合、いくつもに分岐する恋愛ストーリーゲームとして捉えるとよいかもしれない。
(つづく)
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今後の株の動きは予測できるのか(2)
今日は、「今後の株の動きは予測できるのか(2)」について。
※前回続き
で、株は今後どうなるか?
上がるか下がるか、の前に、
株の動きはプロでも予測できない、ということを肝に銘じた方がいいでしょう。
私より30年先輩の相場師でも、平気で予測を外します。
20億稼いだ70超えたベテラン相場師でも、上がるか下がるかの予測は、当たらないのです。
つまり、相場は経験だけでは予測できない。
確率半々。
半年、1年ぐらいの短いタームであれば、なおのことです。
2年先のオリンピック後は下がります、これ、予測じゃないですからね。
誰でも言えるし、ね。
ランダムウォークという言葉がありますが、
だから、相場を捉えて予測しようとするより、相場に合わせて波乗りしようとする、変動感覚を養う方がいいのです。
ダメなときはダメ。
あきらめの境地で、相場をコントロールしようとせず、自分を合わせる。
プロのサーファーと、おそらく同じ心理だと思います。
(続く)
またまた、日経さんに取材していただきました\(^O^)/
またまた、日経さんに取材していただきました\(^O^)/
今度は日経STYLEさん。
元手200万から2億稼いだ投資術。。。というより、やらかしちゃった!失敗談が中心。
そして、最後にこんな悲しい通告が。
「上岡さんは日経に出過ぎですので、しばらく取材できません!」
なので、知人の投資家さんをご紹介しておきました。
ありがとう、日経さん。(しばしの)さらば、日経さん。
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なぜ、韓国経済はかくも悪くて、壊滅的なのか?(3)
今日は、「なぜ、韓国経済はかくも悪くて、壊滅的なのか?」について考えた(3)。
※前回続き
経済が悪いのは構造なの? それとも習慣なの?
というお題になると、僕は「構造」よりも「習慣」を選ぶ。
アウトプットというのは、発想や行動よりも思考習慣や行動習慣によって決まる。
というのが最新の脳科学や認知学の研究結果だからだ。
この話をすると、経済の話からびょーんと飛んでしまうため、ふたたび韓国経済に戻そう。
より根本的な問題を考えるにあたり、
すぐ隣にいなくても、ぼくには朴前大統領の悲痛な叫びが聞こえてくる。
「そこまでして、国民は私を憎み、陥れるのか?」と。
で、ぼくの意見。
「朴大統領を今すぐ愛して、釈放した方がいい」。
なぜか?
まず韓国の大統領は、その9割が追訴、逮捕、監禁、投獄、暗殺されている。これほど暗い歴史が先進国にある。
で、とても、非常に大切なこと。
大統領を選んだのは、、、、国民自身であるということ。
それはすべて、国民の「自己責任」という視点。
経営者や投資家なら当たり前に持っている視点。
これが、悲しいことに非常に希薄なのだ。
「すべてが日本のせい。。。」
日本から見ると、そう言われ続けているように聞こえる。
しかし、その実態は違う。
すべては「政府のせい、大統領のせい、大統領の側近のせい、元軍政時代の軍人のせい、70年前の親日政治家のせい、財閥のせい、財閥一族のせい、アメリカのせい、外資のせい、労組のせい、教師のせい、さらにはパチンコ産業のせい、増え続ける飲食店のせい」
だから、自分たちは悪くない。
そう、そこには大切な「自己責任」という認識が、圧倒的にないのである。
(続く)
https://www.sankei.com/world/news/180824/wor1808240011-n1.html
なぜ、韓国経済はかくも悪くて、壊滅的なのか?(2)
今日は、「なぜ、韓国経済はかくも悪くて、壊滅的なのか?」について考えた(2)。
※前回続き
先に言っておくと、韓国は世界有数の儒教の国である。
また、日本と同じアジアから欧米を睨む近代国家であり、世界的に非常に勤勉な民族でもある。
そう、日本よりも勉強熱心であり、教育熱心なのだ。
と、なぜ、こんなまどろっこしい「はじめに」から始めるかというと、
このテーマ、書こうとすると、いかんせん客観的に書いても、どうしても一部辛辣な内容になるからだ。
で、そんな韓国において、なぜ経済が混迷しているか分析すると、
この数年、まず政治や政権が圧倒的に良くない。
政治内部は不正に次ぐ不正、汚職に次ぐ汚職で、手の施しようがない。
これは何故かというと、日本がすごい清貧な国だからと言うわけではない。
韓国では「政治のどろどろロビー活動」がはんぱないわけだ。
与党と野党が常に足を引っ張り合う状況。
汚職ネタや政治的な失敗は、もはや「双方にとって美味しいSNSネタ」。
みーつけた、的な「ホットワード」「バズワード」になりつつある。
さらに、韓国は毎週、大統領の支持率が発表される。
四半期ではない。毎週、プレジデント、ナウ!ウィークリーレポ~トなのです。
どうして、こんな暇なことをしているのか? システム考案者をでないのでわからないが、いまだに続けているのでそれなりに需要はあるのだろう。
で、とにかく毎週、毎週、上がったよ、あら、下がったね、お!変わらなくてよかよか。。。と言われ続けると人はどうなる。
そうしたら中長期の国家存亡の戦略より、どうしたって国民の声に耳が言ってしまうよね。
さらに、核心的な問題もある。
(つづく)
韓国経済はトリプル難(外部ニュースサイト)
なぜ、韓国経済はかくも悪くて、壊滅的なのか?
今日は、「なぜ、韓国経済はかくも悪くて、壊滅的なのか?」について考えた。
最近、なにかと騒がしい日本と韓国。
ついつい、お隣との歴史問題ばかりに目がいってしまう。が、じつは韓国、今経済がめっぽうヤバい。
どのぐらいヤバいのかって、20年前のバブル崩壊後の日本よりも、じつは悪いかも知れない。。。
不動産価格は下落し、中小企業はのきなみ倒産している。
財閥の影響で、起業家も育成しない。
でも、なぜこんなに悪くなってしまったのか。
あまり語られることがないので、自分が考えてみました。
ちなみに、韓国はずっと経済が悪かったわけではない。
20年前はすごい良かった。
20年前、どん底の日本が、その地位と強みを受け渡すカタチで、
世界の経済先進国として発展したのが韓国なのである。
半導体も、液晶技術も、造船も、20年前までは、日本が世界ナンバーワン。
しかし、アメリカとの貿易戦争になかば破れ、日本は円高に導かれ、数々の国内生産規制をされ、輸出関税も掛けられた。
日本の車は、ニューヨークの真ん中で、暴徒にボコボコに破壊されたのだ。
そう、今の中国のように。
かわって、世界的に見ても、勤勉で、労働コストが安かった韓国に注目が集まった。
しかし、いまはトリプル苦ならぬ、多方面で苦しんでいる。
まさに全方位が苦しい。
海外投資も、国内投資も、起業率も生産性も悪く、就職率はドン底で、人財の流出も廃業率が高い上に、不動産も安い。
いくつか理由がある。
その1つに、昨今の政権の誤った経済政策と惰弱性があるだろう。
(つづく)
グローバルから見たって、結局株価は当たらないけど、それでも当てたいシーソーゲーム(9)【完結編】
今日は、「グローバルから見たって、結局株価は当たらないけど、それでも当てたいシーソーゲーム(9)【完結編】」。
で、最後に当たらないことを前提に今後の日本株を予想して、このコラムを終わりたい。
すでにグローバルの実体経済は悪いかな~。
自分は経営者もであるので、悪化して欲しくはないけど。
あまりに良くなりすぎれば、反動からの回復には時間が掛かる。
小休憩というのは、スポーツでも、子供の成長でも、経営でも、どのみち必要なことなのです。
で、日本は経済に影響が出ていないわけでなく、政府があえて情報を小出しにしているのだと思う。
なんで小出しにするのかって・・・。
だって、悪い情報を少しずつ出しているうちに、景気が回復したらラッキーじゃん。
先日の日銀の発表って、
『輸出を含めて大幅に悪化しているが、全体としては依然として回復基調にあると思われる』
ってね。
どうなのよ! ってことです。
つまり、どっちにも取れる。
いや、わざとやってるよね。
ウソは言っていないしね。
まだ下がるのー、経済悪くなってるって言いたくないよーっ><
ていうのが、本音だよね。。。
そんなわけで、節目はゴールデンウイーク前後です。
いま、日本株を支えているのは、「アメリカ株」と「円安」。
どちらも下がりたがっている。
まずは円高に振れて、アメリカ経済の悪化が発表され、一気にズドン・・・かもしれません。
もちろん、下がるから、大きく上がるのです。
混沌と秩序は、表裏一体。
それもまた秩序のための循環、と捉えましょう。
【完】
グローバルから見たって、結局株価は当たらないけど、それでも当てたいシーソーゲーム(8)
今日は、「グローバルから見たって、結局株価は当たらないけど、それでも当てたいシーソーゲーム(8)」について考えた。
※前回続きでまとめ
で、気になる日本の株価は。。。
そのあたりについて最後に考えたい。
ちなみに、株価をピンポイントで当てることは不可能です。
どんなに、プロの相場師でも。
プロの相場師だって、点では絶対当たらないんです。
30年この世界で食べていたって、ピンポイントで当たらない。
だから、大きな流れで当てる。うねりの循環で当てるのがいいです。
なお、世界的な不協和音は、まだ日本株や実体経済に影響が出ていません。
安倍首相の巧みな外交戦略と、景気対策と、国内でのイメージ戦略のために。
安倍首相はよく立ちまわっています。
人口減、高齢化、少子化、高度医療負担、デフレ、バカ銀行の過剰投資、アメリカの負担押しつけ、韓国の失政、中国の傲慢。
あらゆる負のオーラを、跳ね返している。
これだけ負のオーラがあれば、これまでの首相は、途中で辞めていたよね。自分から辞めていたんです。
それを辞めずに、4期目をめざすというのは、吉田首相以来でしょうか。
吉田首相は、高度経済成長の真っ只中にいたから。
中二病男子のように、だれでも、首相をやりたいざかりだった。
こうした、吉田さんのようなリーダー再待望論があるいっぽうで、目の前にいるのに、文句が先行して気づけない。
別に、安部さんの四期目を望んでいません。
ただ、評価をする、評価をしないを0か1(ここが68点で、あそこは91点か、でなく)で考えるは日本人の未来を強く閉ざす気がします。
で、日本株はぼくなりに分析すると、ゴールデンウィーク明けがやばい。なぜか?
あ、株価当ては決して当たらないのであしからず、です。
(つづく)
グローバルから日本の株価を読む(7)
今日は、「グローバルから日本の株価を読む(7)」について考えた。
※前回続き
で、中国の金融・経済と不動産は、ダブルならぬ、トリプルパンチにさらされています。
まず、金融センター。いま、全土で投資銀行・地方銀行の焦げ付き、貸しはがしが増加していると聞きます。
たとえば先日、ある国家系の投資銀行が「債務不履行」になりましたね。
社会主義の中国で、国家系の銀行が債務不履行になる。。。
これは、つまり日本でいう債務超過の郵政を国が助けない、ということであり、身内を助ける余裕がないということだと思います。
さらにいま、中国では中小企業の経営がくるしいんです。
その支援策で、国家予算投下と大幅減税に中国は乗り出していますが、
それだけ、足下のサービス産業の景況感がよろしくない、ということでしょう。
これは、どういうことか。
ぼくは黒字倒産の増加。。。つまり、企業投資に対する回収よりも、運転資金の支払いが難しい、と予想します。
銀行が相次いで、積極投資から回収にまわっているのだと。
そして、不動産。
中国は不動産バブルだと言われていましたが、その数年先をいく香港の不動産が下がり始めていますね。
香港は、軸足が自由主義陣営に片足がありますから、
数値のごまかしが、それほど、、、ききません。
つまり、今後、中国の不動産景況の行方を知らせる「カナリア」的な存在になるでしょう。
これらが連鎖的、複層的にからみあいながら、
さらに人口減と高齢化がおそっています。
さらに、米国をはじめとするフランス、イギリスの西欧軍がまとめておそいかかっています。
アジアにだけは絶対に主権を渡さない、という強い意志を感じます。
※ドイツは、むしろ中国よりですね。経済に余裕がないのでしょう。
これは、うーん、30年前の日本を彷彿とさせますね。。。ということは。
これ以上は、言葉にできません。
さて、最後に短中期の日本市場のゆくえです。
(つづく)
今日は、「グローバルから日本の株価を読む(6)」について考えた。
今日は、「グローバルから日本の株価を読む(6)」について考えた。
※前回続き
いっぽう中国では、緊急危機が叫ばれています。
じっさい、どの程度進んでいるかは、「社会主義国家」だから見えてきません。。。
というのは、ウソでしょう。
日本だって、国家統計はすべてウソだったことが、ばれたばかりですから。
今さら言うのも何ですが、国の雇用統計も景気判断も、すべてウソです。
え? そんなばかな。。。という人は、では先日の国家統計は全部ウソでしたよね?
別に数値が全部ウソといっているわけではありません。
その取り方、母数集団の基準、集計方法、発表のタイミング、そのすべてにおいてコントロールされています。
私の書著「株は鉄板銘柄で1億稼ぐ」でも言っていますが、
国の景気判断というのは、リアル景況感のだいたい1年あとに発表されます。
そうやって、私たちの投資マインドのプラスとマイナスは、コントロールされていると知りましょう。
で、中国経済の本題です。結構やばいのではないでしょうか。
(つづく)
今日は、「グローバルから日本の株価を読む(5)」について考えた。
今日は、「グローバルから日本の株価を読む(5)」について考えた。
※前回続きから。
グローバル目線から日本の経済と株式市場を見る場合、かならずチェックすべきポイントが、6つぐらいある。
なかでも、景気動向指数とリンクしていて大切なポイントが2つ。
1)株価に影響を与える大国の不動産指数
2)日本のその大国への輸出指数
の2つだ。
たとえば、日本の半導体メーカーや特殊部品メーカーの日本電産は、1月ぐらいから対中国の輸出が先細りしていると伝えている。
とくに、日本電産の社長は、強気発言で有名だ。自社社員への自己演出を含めて滅多に弱気に触れないあの社長が、
「今回は参った」といえば、
それは、本当に参っていると言うことなのだ。
さらにルネサンスにいたっては、雇い止めの究極発表に近い。
ここから読み解けるのは、中国は実情よりも、第二次産業が悪いという事実である。(こうした場合、第一産業はあまり見ない方がいい)。
(つづく)
今日は、「グローバルから日本の株価を読むには」について考えた。
今日は、「グローバルから日本の株価を読む」について考えた。
今日は、「グローバルから日本の株価を読む」について考えた。
※前回続き
つづいて、世界経済の動きを見てみたい。
韓国などはとっくに不況(リセッション)に入っている。
これは、政権のあやまった国民所得(インフラ)誘導と、一貫した政策不在のためだろう。
そう見ると、日本は、じつは世界の中では以外と景気が強い。
安倍政権は景気政策で見ると、かなり優れたリーダーシップを発揮している。
とくに、世界に対してのリーダーシップは、過去50年の中ではトップクラスではないか。
日本人は批判する前に、自国のリーダーを肯定する意識ももたなければいけないと思う。
いっぽうで、同じ経済構造をしているドイツは、ほぼ景気後退の瀬戸際に立たされている。
これは、EU(ヨーロッパ経済)全体に言えることだが、それをギリギリで支えているのが、ドイツなのだ。
もし、このドイツという支柱が折れれば、一気にヨーロッパ経済が混迷を化すだろう。
ちなみに、国家銀行のドイツ銀行は、いつ不履行してもおかしくないと噂されてもいる。もちろん、事実は知らない。
そして、それはすなわちヨーロッパのほかの、スペインやイタリアの自国主義(ナショナリズム)台頭を許すことにもなりかねないのだ。
つづいて、中国はどうだろう。
(つづく)